九州のへそ/阿蘇の上 熊本県北の山里に8つの湯処、千の湯舟

大きな魅力を備える小さな山あいの町、小国郷。
 小さな国と書いて「おぐに」。その名前に聞き覚えがなくても、「黒川温泉や杖立温泉を擁するところ」といえばピンとくる人も多いのではないでしょうか。熊本県北に広がるのどかな山あいエリア「小国郷」は、小国町と南小国町、2町からなる温泉密集地帯です。世界ジオパークや世界農業遺産にも認定されており、その南にはカルデラの風景や阿蘇山を楽しめる阿蘇市、東には美しい連峰、くじゅう連山が控えます。そして小国郷には日本の原風景ともいうべき、素朴な山村の姿が。そんな豊かな自然が、訪れる者を温かく迎えてくれます。
8地8様のお楽しみ個性豊かな小国郷の温泉群。
 「小国郷」、その代名詞的な存在とも言えるのが豊富な温泉群です。先にも少し触れましたが、その名を全国に轟かす黒川温泉をはじめ、8つの温泉郷が山あいに点在しています。温泉宿のほか、立ち寄り専門の温泉施設も充実しており、湯船を数えると1000を超えるとも。数の多さだけではありません。8つの温泉郷それぞれで、風情も泉質も異なるバラエティーの豊かさも魅力。車で5分程度のお隣温泉地であっても、楽しみ方がまったく異なるからおもしろいのです。