九州のへそ/阿蘇の上 熊本県北の山里に8つの湯処、千の湯舟

  • 弱酸性単純泉(神経痛・筋肉痛・関節炎・五十肩など一般適応症)
  • 硫黄泉(慢性皮膚病・慢性婦人病など)
  • 炭酸水素塩泉(切り傷・やけど・慢性皮膚病など)
  • 弱アルカリ性単純泉(一般適応症・美肌効果)
  • ナトリウムー塩化物泉(切り傷・やけど・慢性皮膚病・慢性婦人病など)
  • 硫酸塩泉(動脈硬化・切り傷・慢性皮膚病・美肌効果など)
  • 含鉄泉(リウマチ・神経痛・貧血など)

浴衣姿が似合う町入湯手形を手にそぞろ歩き。

入湯手形
▲1枚(1300円)で24宿のうち好みの3湯が楽しめる。利用時間は基本8時30分〜21時。宿や「風の舎」で購入できる
レンタル浴衣
▲日帰りでも浴衣で湯めぐりが可能に。色の柄も豊富な色浴衣で、男性・子ども用も。1日1000円〜。「べっちん館」にて
 年間100万人の観光客が訪れる人気温泉地。筑後川の源流、田の原川に沿って形成される小さな温泉街は、山あいの温泉地らしい素朴な雰囲気が漂います。黒で統一された町並、木々の合間に宿が見え隠れする様は情緒たっぷりで、思わずそぞろ歩きしたくなるほど。そんな町歩きに欠かせないのが入湯手形です。好みの湯が楽しめるいわば温泉パスポートで、いろんな宿の温泉を楽しみたいという観光客の願いを叶えてくれます。というのも、宿ごとで異なるのは温泉風情だけではないのです。実は泉質も宿ごとでさまざま。柔らかな単純泉に白濁の硫黄泉、美肌効果で知られる硫酸塩泉など、隣同士でも泉質が違うことは珍しくありません。入る順番を考慮すれば単独で入るより数倍もの温泉効能が期待できるといいます。のんびり宿籠りもよいですが、浴衣に着替え、下駄を鳴らして湯めぐりにでかけるのが、黒川流の楽しみ方といえます。
▲森の中や渓流沿いなど、ロケーションもさまざま。全宿、自家源泉をもつため、源泉かけ流しは当たり前