▲上/多くの温泉宿に備わるむし風呂。顔を出して入るユニークなタイプも 下/小道が迷路のように入り組み、ミステリアスな雰囲気が漂う温泉街 |
1800年の歴史を誇る古湯・杖立温泉。平安時代には弘法大師空海が訪れ、温泉の効能に感銘して詠んだとされる句が残されています。昭和に入ると歓楽街として繁華を極めますが、その一方で、昔ながらの湯治の町としての顔も健在でした。そんな実力派温泉、杖立の湯は個性的。温泉蒸気が充満する小さな部屋に横たわって楽しむ「むし風呂」です。杖立では“浸かる”入浴より歴史が古いといわれ、「風邪をひいたらむし風呂」が地元の常識。今ではデトックスや美肌効果という点で女性から注目されています。
また杖立といえば、「背戸屋」といわれる路地裏も特筆すべき点。狭い路地に宿や商店、家屋が密集する風景はどこか懐かしさをおぼえる異空間。地元ガイドと歩く路地裏散策も人気です。
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▲毎月第1日曜に開催している朝市で、小国郷の物産品が取り揃う。人気は温泉の蒸し場体験ができる地元食材を使った朝定食(朝風呂券付き |
▲宿をはじめ、温泉街の14店舗ほどがオリジナルプリンを用意。各店趣向をこらした逸品ばかり。いろいろ食べ比べてみてはいかが |
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